先月、日本の真鯛のお頭を頂きました。真空パックで冷凍された状態。とても大きくて立派なお頭。ここまで大きい魚のお頭を扱うのは初めてだったので、どう調理しようかと悩みながら冷凍庫にしばらく待機して頂いていました。やっと昨日、思い切って兜焼きにしました。
夫が魚の煮物が苦手なので、「兜焼き」一択であれこれ調査。ノンフライヤーでも焼けるとわかり、「それなら簡単!」と思ったのですが、お頭を下あごから二つに割いた場合、ノンフライヤーに入りきらないサイズ。結局オーブンで焼きました。新聞を敷いた上にまな板を置き、お頭をまな板へ。 遠くイギリスまではるばるよく来たね、美味しく頂きますね、、、と感謝しながら、意気揚々と腕まくりをしたまでは良かったのですが、如何せん、私の持っている魚用の包丁が、「あじ切り包丁」のみ。大きな鯛の太い骨など、太刀打ちできるはずもなく。。。 格闘した末、下あご部分ではなく、横から小さなあじ切り包丁を差し込み、半ば力ずくで割いてぐいぐいっとお頭を二つに広げました。
日本の粗塩とお酒をまぶしてしばらく置いたら、しっかりと水分を取り、最後にもう一度軽く追い塩をまぶしてオーブンへ。途中でひっくり返しながら、190℃でしっかり目に焼きました。焼き時間がどれくらいだったのかも忘れましたが、オーブンの中を度々確認。
焼いていると、脂ののった鯛の香ばしい香りに惹かれて、既に帰宅していた子どもがキッチンへ。子ども曰く「白いご飯を持って、待ち構えていたいほどいい香り」と。
実は、昨年の日本帰省時に、親戚との旅行で行った淡路島で、美味しい鯛を食べる機会に恵まれました。お刺身が絶品だったのは言うまでもないのですが、驚いたのが塩焼きの美味しさ。脂がのっていて想像をはるかに超えるお味でした。 淡路島の鯛、本当に身が締まっていて感動ものでした。
ジャジャーン、見た目はアレですが😅、何とか兜焼きが出来上がりました!ちょっと焼き過ぎたかもしれませんね💦💦でも表面カリカリで、身はしっとりして本当に本当に美味しかったです。
写真は皮側なので見えませんが、お頭をひっくり返すと、締まった鯛の真っ白な身がたくさん。骨が多いのでそれほど身はとれないかと思いましたが、少しだけ残ったほどです。(ちなみに、翌日、お茶漬けのトッピングにして食べました。)
