私もこれまで、プラスティック製のケースを買ってそれなりに工夫を重ねてきましたが、あのシャキッと切れて、お皿にしっかりとくっつく、コシのある日本のラップは本当に頼もしい。こっちのラップの心もとない箱と、それに付いたギザギザの紙の刃。ラップを力ずくで引っ張りながら何度思ったことか。
日本のラップはあんなにも優れものなのに、こっちのラップときたら、、、と思い、ちょっと調べてみました。
なんとなんと、
「食品用ラップフィルム」(ウィキペディア)によれば、
日本のラップと欧米のラップとでは、その素材が異なるという事実!!
これって、私が知らなかっただけ?
数字は少し古いですが、国内シェア約8割(2018年日刊工業新聞)を占める、 「サランラップ」(旭化成ホームプロダクツ)と「NEWクレラップ」(クレハ)の2強のラップ素材は、どちらも合成樹脂のポリ塩化ビニリデン(PDVC)となっています。
ちなみに、このポリ塩化ビニリデン(PDVC)、こちらで使用が規制されているポリ塩化ビニール(PVC)と名前が似ているのでドキッとしましたが、作り方や使用添加剤、性能も異なる全くの別物だと、それぞれのHPに明記されています。
一方で、欧米のラップ素材は、ポリエチレンが主流。ラップの箱にもPVC-freeとか、non-PVCと書かれています。くっつきが今一つ弱いのは、このポリエチレンの性質に関係があるようです。

専門的なことはわかりませんし、主な使用用途や好みにもよると思いますが、私なりに調べて、たどり着いた我が家のラップは、
素材が同じなら、イギリスで買えばいいのでは、と思いますよね。持ち帰るにも、ラップは結構重いですし。
ズバリ、箱なんです。やはり日本のラップ、箱がしっかりしていてカットしやすい。ここは譲れないところでありまして。
用途によっては、こちらのスーパーのラップも使いますが、最後の方は箱がボロボロになりがち。日本のラップの空き箱を再利用しようと試みましたが幅が違うため使えず。ということで、スーツケースのすき間に入れて持ち帰っています。(ただ、持ち帰り品が多い年には、本数を減らしますが、、、)
ちなみに、ポリ袋は、宇部フィルムの「キッチンパック」と「アイラップ100」(岩谷マテリアル)を使用。どちらもポリエチレン製、湯煎もOKなのでお肉の低温調理などで重宝しています。
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